連続でお届けしてきた「2月に読まれた絵本シリーズ」も、いよいよ最終回です!
今回は、6年生のクラスで読まれた絵本をご紹介します📚
この日は私は参加していなかったのですが、クラスではこんな絵本が読まれていたようです。
「高学年の読み聞かせって難しそう」と思われるかもしれませんが、気負わなくても大丈夫!
普段読み慣れている絵本でも、6年生ならではの感性でしっかり受け止めてくれることが多いです。
それでは、実際に読まれた絵本をご紹介しますね。
読まれた絵本一覧
『顔の美術館』
ゴッホやピカソなど、古今東西の画家たちは「顔」をどう描いたのか?
70点を超える名画の模写とともに、その多様な表現を楽しく学べる美術絵本です。
「芸術って、わからないけどおもしろい」――そんな感覚を与えてくれる一冊。
自由な表現に触れることで、「アートは自分の感じ方次第」という気づきも得られそうです。
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『わたし』
「わたし」は、ひとり。でも、見る人によって呼び方も役割も違う――
親から見た「むすめ」、友だちから見た「ともだち」、宇宙人から見れば「地球人」!?
「自分とはなにか」を考えさせられる、谷川俊太郎さんによる哲学絵本です。
読んだあと、世界が少し違って見えてくるかもしれません。
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『おだんごころころ 日本のおはなし』
おだんごを追いかけて転がっていった娘が、鬼の家にたどり着く昔話。
刺繍と布で描かれた絵がとにかく魅力的!
鬼たちの姿もユーモラスで、“怖すぎない”お話だから安心して読めます。
全国に伝わる「しゃもじ・おたまの宝物」をめぐる民話としても興味深い一冊です。
『かえるごようじん』
(作・絵:ウィリアム・ビー/訳:たなかなおと/らんか社)
油断して読んでいると、思わずのけぞる展開にびっくり!
前作『だから?』を超える衝撃(?)の結末が待っています。
“子ども向け”という先入観が吹き飛ぶ、ナンセンスで痛快な物語。
笑いのツボを押さえた読み聞かせにぴったりです。
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『ともだち』
「ともだちって何だろう?」
詩人・谷川俊太郎さんのやさしい言葉と、和田誠さんの温かなイラストが、
子どもたちに“友だち”のかたちを、そっと教えてくれます。
ひとりでは持てないものも、ふたりなら持てる――そんな共感と想像の力を育ててくれる絵本です。
![ともだち [ 谷川俊太郎 ] ともだち [ 谷川俊太郎 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/2784/9784472402784.jpg?_ex=128x128)
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『やさいの花』
(写真:埴沙萠/文:嶋田泰子/ポプラ社)
普段食べている野菜が、どんな花を咲かせるのか?
「ゴボウの花って見たことある?」「カブとダイコンの違いは?」など、
身近な素材への新しい視点を与えてくれる一冊です。
理科や食育の導入にもおすすめ。
![やさいの花 (ふしぎいっぱい写真絵本) [ 埴沙萠 ] やさいの花 (ふしぎいっぱい写真絵本) [ 埴沙萠 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/9720/9784591149720.jpg?_ex=128x128)
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『はじまりの日 〜Forever Young〜』
(作:ボブ・ディラン/絵:ポール・ロジャース/訳:アーサー・ビナード/岩崎書店)
名曲『Forever Young』が絵本に!
詩人・アーサー・ビナードさんによる日本語訳と、美しい絵が合わさった、心に残る一冊です。
なんとこの絵本、読み聞かせの際には実際にBGMとして曲を流しながら読まれたそう。
雰囲気たっぷりで、きっと特別な時間になったことでしょう。
![はじまりの日 [ ボブ・ディラン ] はじまりの日 [ ボブ・ディラン ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/8197/9784265068197.jpg?_ex=128x128)
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おわりに
6年生ともなると、読み聞かせで伝わるメッセージもぐっと深くなります。
「わたし」「ともだち」「芸術」「情報」「命」「表現」――
どの絵本も、それぞれに**“感じる”力や“考える”力**を育ててくれるものでした。
普段の読み聞かせでも、テーマや絵の美しさに反応してくれることが多く、
高学年こそ絵本の力を実感できる年齢なのかもしれません。
これで、「2月に読まれた絵本シリーズ」は終了です!
お読みいただき、ありがとうございました📖✨
今後も季節ごとに、読み聞かせで読まれた絵本をご紹介していけたらと思っています。
「この本、うちでも読んでみたいな」と思える絵本があったら、ぜひ手に取ってみてくださいね。