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双子の2年生の女の子と4歳の男の子を育てています。

高学年でも絵本は響く!6年生で読まれた冬の読み聞かせ絵本

少し季節外れになってしまいましたが……今日は昨年末に6年生のクラスで行われた絵本の読み聞かせの様子をご紹介します!

 

高学年の読み聞かせって、「どんな絵本を選べばいいの?」とよく聞かれます。

実際、私自身も高学年で読み聞かせする機会は少なくて、皆さんがどんな絵本を読んでいるのか、気になっていたところ。

 

そこで今回、12月10日に6年生のクラスで読まれた絵本たちをまとめてみました。

 

 

メインで読まれた絵本

どんなかんじかなあ

中山千夏 作、和田誠 絵/自由国民社

「大きなテーマなのに、とても身近で、読み終えた後に心がふっと広がるような作品」として紹介された1冊。

同じ物事でも、視点を少し変えるだけでこんなにも違って見えるんだなと感じさせられます。

高学年ならではの深い気づきにつながる絵本です。


 

 

 

からあげ

あおきひろえ 作・絵/アリス館)

こちらは大阪弁で展開されるユーモアたっぷりの1冊!

“かしわ”と言ってしまう大阪のお母ちゃんと、ムードを求める息子・ケンぼうとの掛け合いがテンポよく進みます。

落語のような小気味よさと、最後にほんわかする温かさが絶妙。

「他の家と比べちゃうけど、やっぱりうちのお母ちゃんが好き」そんな気持ちを描いた、笑って泣けるクリスマス絵本です。


 

 

 

顔の美術館

タイガー立石 作/福音館書店

ゴッホピカソなど、有名な画家たちが描いた「顔」の作品を通して、“人の顔を描く”ということの意味を問いかけるアート絵本。

70点を超える模写で、美術館を歩いているような気分にさせてくれます。

視覚的にも楽しめる1冊で、美術好きな子にもおすすめ。


 

 

 

ねこのさら

(野村たかあき 作・絵、柳家小三治 監修/教育画劇

落語の名作「猫の皿」を絵本化。

小ずるい道具屋さんが、高価なお皿を狙って猫を連れて帰ろうとする……という軽妙なストーリー。

思わずクスリと笑ってしまうようなオチとテンポ感が魅力。

落語文化に触れながら楽しめる、読み応えのある1冊です。


 

 

 

 

 

時間調整に使われた絵本たち

やさいのおなか

(きうち かつ 作・絵/福音館書店

「これなあに?」とクイズ形式で進む絵本。

野菜の断面(おなか)をじっくり見ると、意外な形がたくさん。

身近な食材を観察する視点を養える、シンプルだけど盛り上がる1冊。


 

 

メートルのえほん

(オフィス303 編/ぽるぷ出版)

1ミリメートルから始まる、長さの単位をテーマにした写真絵本。

10倍ずつ大きくなるものを実際に比べながら、視覚的に「長さの概念」を学べます。

理科や算数の学びにもつながりそうですね!


 

 

 

ことばのかたち

おーなり由子 作・絵/講談社

「言葉って、目に見えたらどうなる?」

そんな問いかけを元に、ことばの力と優しさを丁寧に描いた詩的な絵本。

読む人の心に静かに響く、大人にも子どもにもおすすめの作品です。


 

 

あとがき

高学年での読み聞かせって難しそうに感じがちですが、テーマやメッセージ性のある絵本を選ぶことで、しっかり子どもたちの心に届く読書体験ができます。

 

そして、落語やアート、クイズ形式の絵本など、バリエーションを持たせる工夫もとっても参考になりますね。

 

私も、今のうちからしっかりチェックして、いざ高学年の読み聞かせが回ってきた時に備えたいなと思いました!