ちょっと季節外れの投稿になってしまいましたが、昨年末に行われた「クリスマス絵本のシェア会」で紹介された、素敵な絵本たちを振り返ってご紹介したいと思います!
私たちの絵本読み聞かせボランティアでは、12月の「20分休み」(2時間目と3時間目の間のちょっと長めの休憩)に、クリスマスにちなんだ絵本を読む特別イベントが開催されました。その際、どの絵本を読むかを決めるために、ボランティア同士で絵本のシェア会が開かれました。
今回は、そのシェア会で紹介された絵本を一挙にご紹介します。
私が紹介した絵本たち
クリスマスわくわくサンタの日
(ますだ ゆうこ 作、たちもと みちこ 絵/文溪堂)
「わくわく」気分を詰め込んだ絵本!
サンタさんの秘密、世界のクリスマスの過ごし方、アドベントカレンダーの作り方など、親子で楽しめる情報が満載。
主人公・レミがサンタになる夢を描く姿に、子どもたちも心が躍る一冊です。
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サンタおじさんのいねむり
(ルイーズ・ファチオ 作、柿本幸造 絵、前田三恵子 訳/偕成社)
配達の途中でうっかり眠ってしまったサンタさんの代わりに、森の動物たちが大活躍!やさしさにあふれた、心がぽかぽかする物語です。
双子が保育園のクリスマスプレゼントで貰ってきたので、うちには2冊あります(笑)
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サンタクロースのそりにのって
(松岡 節 作、広野多珂子 絵/ひかりのくに)
折れてしまったりんごの木を想う少年と、サンタとの心温まる交流。クリスマスの奇跡を信じたくなるストーリーです。
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シェア会で紹介された絵本たち
ふくびき
(くすのきしげのり 作、狩野富貴子 絵/小学館)
お母さんへのクリスマスプレゼントを福引きで手に入れようと奮闘する姉妹。
町の人々のやさしさが胸を打つ感動作。
「読み聞かせで読んだら泣いてしまう!」という声も多数。
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クリスマスおめでとう
(ひぐちみちこ 作・絵/こぐま社)
「クリスマスってなに?」という問いに優しく答えてくれる絵本。
イエス様の誕生の意味だけでなく、自分が生まれてきた幸せを感じさせてくれる作品です。
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ぐりとぐらのおきゃくさま
(中川 李枝子 作、山脇 百合子 絵/福音館書店)
言わずと知れた名作。森の中で見つけた大きな足跡の主は…?クリスマスの訪れを温かく描いた、ワクワクするお話。
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かみさまからのおくりもの
(ひぐち みちこ 作・絵/こぐま社)
一人ひとりに与えられた「かみさまからの贈りもの」。
子どもの個性をやさしく受け止めてくれる、読み聞かせでも誕生日にもぴったりな一冊です。
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この絵本は、3年生のクラスでも読み聞かせされていたものです。
小さい子から読めるようになっていますが、3年生に限らず、もっと高学年でも楽しんでくれる1冊だと思います。
星のひとみ
(せなけいこ 絵、石井睦美 文、サカリアス・トペリウス 原作/KADOKAWA)
不思議な力を持つ少女「星のひとみ」。差別や孤独と向き合う姿に、大人も思わず考えさせられる物語。
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サンタさんありがとう
(長尾玲子 作/福音館書店)
ぬいぐるみのくまさんがサンタと過ごす、あたたかな時間。しんちゃんに会いに行くまでの過程が感動的です。刺しゅうで描かれた繊細な絵も必見。
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ゆきうさぎのねがいごと
やさしさが奇跡を生む——動物たちとの出会いが、うさぎの願いをつないでいく感動作。クリスマスの心の在り方を考えさせられる一冊。
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サンタクロースっているんでしょうか
(ニューヨーク・サン新聞「社説」、東 逸子 絵、中村妙子 訳/偕成社)
100年以上読み継がれている名作。
子どもの問いに真摯に答える新聞記者の手紙は、大人にも響くメッセージです。
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こぎつねねとくべつなクリスマス
(ポリー・フェイバー 作、リチャード・ジョーンズ 絵、ひびのさほ 訳/岩崎書店)
小さなこぎつねとおじいさんの、忘れられないクリスマス。あたたかな絆が心に残る優しい物語。
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ねんにいちどのおきゃくさま
(亀岡亜希子 作・絵/文溪堂)
山で暮らすタッチィの、年に一度のクリスマス訪問者との交流。
しみじみと心が温かくなる静かな絵本です。
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子うさぎましろのお話
(佐々木たづ 作、三好碩也 絵/ポプラ社)
ましろがうそをついた罪悪感と、春に芽吹く「たね」の象徴的な展開。美しい物語に、胸が締めつけられます。
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さんびきのこねずみとガラスのほし
(たかおゆうこ 作/徳間書店)
ガラクタ置き場で出会った宝物たちと子ねずみたちの交流。クリスマスツリーも登場する、心あたたまる冬の絵本です。
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クリスマスにはおきてくまさん
(カーマ・ウィルソン 作、ジェーン・チャップマン 絵、成沢栄里子 訳/BL出版)
冬眠するくまが、友だちのためにがんばる姿が可愛らしい!
クリスマスらしい雰囲気を存分に味わえる作品です。
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あのね、サンタの国ではね…
(嘉納 純子 作、黒井健 絵/偕成社)
サンタの一年を紹介する絵本。「クリスマス以外は何してるの?」という素朴な疑問にこたえてくれます。
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おわりに
こうして紹介されただけでも、魅力的なクリスマス絵本がたくさんあることに改めて驚かされました。
定番の絵本から少しマイナーな作品まで、それぞれの物語に温かさと発見が詰まっています。
子どもたちがどんな絵本にどんな反応をするのか、どんなことを感じるのか――そんなことを想像しながら絵本を選ぶ時間は、とても楽しいものです。
また来年も、素敵な絵本たちと一緒に、クリスマスを迎えられたらいいなと思っています。
ということで、この中から選ばれてクリスマスイベントで読まれた絵本は?
次回に続きます。