前回のブログでご紹介した、5年生の読み聞かせ。
今回は、そのあとに行われたシェア会で紹介された絵本たちをレポートします。
季節はちょうど12月。
ということで、クリスマスをテーマにした作品がたくさん登場し、どれも本当に素敵でした!
紙芝居ってこんなに魅力的だったんだ!
『やぎじいさんのバイオリン』(紙芝居)
実は、これは絵本ではなく紙芝居なんです!
「読み聞かせ用の紙芝居舞台が学校にあるらしい!」ということで、紙芝居にもチャレンジしてみようと、ボランティアの方がクリスマスっぽい作品を選んでくださいました。
紙芝居舞台の準備をしているだけで、子どもたちはワクワクした表情だったとのこと。
ページをめくる絵本と違い、紙芝居ならではの「見せ方」「演出」の工夫が楽しいですよね。
登場するオオカミの顔が紙芝居の枠からはみ出すように飛び出してくる場面では、教室がドキドキした空気に包まれたそうです。
物語の中で、オオカミの夫婦が涙するほど感動するバイオリンの演奏。
「どんな音なんだろう…」と想像がふくらむ、とてもあたたかくて命の大切さを感じられるお話でした。
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みんなで歌おう♪
『ジングルベル』(しかけ絵本)
こちらは、誰もが知っている「ジングルベル」の歌詞にあわせて楽しめる、しかけ絵本。
細かく美しい切り絵のようなページが続き、開くたびに歓声があがったそうです。
読み手のボランティアさんが、「一緒に歌いましょう♪」と声をかけると、子どもたちの歌声が教室中に響きわたったとのこと。
ほんのり暖かい、冬らしい空気に包まれた瞬間だったようです。
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想像する力を育てる1冊
『世界にひとつしかクリスマスツリーがなかったら』
「もしも、世界に1本しかクリスマスツリーがなかったら、あなたは何を飾る?」
――そんな問いかけから始まる、想像を刺激されるお話です。
たった1本のツリーをめぐって、小さな争いが起こり、なんとツリーは火事で燃えてしまうのです。
でもそこから奇跡のような出来事が起こる展開に、子どもたちも聞き入っていたようです。
プレゼントやサンタさんに注目されがちなクリスマスですが、ツリーを軸に物語が展開する珍しい作品で、大人も考えさせられる内容でした。
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ほっこり笑って、びっくり展開も!
『みみかきめいじん』
タイトルの通り、「みみかき名人」の先生とひょうたんの“ひょうすけ”が、たくさんのお客さんをおもてなしする可愛らしいお話です。
読んでいると、「え?これってクリスマス絵本なの?」と思ってしまうのですが…
なんと終盤にサンタクロースが登場するサプライズ展開!
その瞬間、読み手の私たちもびっくりでした(笑)
まさに、「12月らしさ」が最後にやってくる仕掛け絵本。
選んだボランティアさん、さすがです!!
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読み聞かせは、大人もワクワクできる時間
今回のシェア会でも、知らなかった絵本や紙芝居との出会いがたくさんありました。
どれも素敵で、さっそく図書館で借りて読みたくなるものばかり。
「絵本は子どものためのもの」と思っていたはずが、大人の私自身が一番ワクワクしていたかもしれません。
次回はクリスマスイベント編♪
今回のシェア会とは別に、読み聞かせボランティアによるクリスマスイベントも開催されました。
今後、そちらの様子をお届けする予定です。
読み聞かせや絵本の世界に興味のある方にとって、参考になれば嬉しいです。
どうぞ、お楽しみに♡