入院して3日目の朝。
前夜は8時過ぎには一緒に就寝し、息子は朝5時に目覚めました。
我が家はもともと朝型なので、朝日が差し込む病室と相まって、すっきりした目覚めだったようです。
術後の山場へ。始まりはやっぱり“ドーナツ”から
実はこの日、私は少し心配していたことがありました。
前日に先生から「明日が痛みのピークになると思います。なんとか頑張ってくださいね」と言われていたのです。
そんななか、息子は6時過ぎまでゴロゴロしながら過ごしていて、突然こう言いました。
「ママ、ドーナツは?」
どれだけ食べたかったんだろう…と思いつつ、「朝ごはん全部食べられたら先生に聞いてみようね」と説得して納得してもらいました。
その後、看護師さんが検温に来てくれて、体温・血圧・酸素濃度をチェック。
術後の心電図のシールもこの日で外してOKになり、体温も37.7度を上限に安定していて安心しました。
息子はまだお風呂はやめておこうということになり、「お母さんだけお風呂どうですか?」と声をかけていただき、午後3時に予約。
お風呂セットを持ってきておいて本当によかった!
朝ごはんと“点滴卒業”の条件
いよいよ朝ごはん。点滴のせいで少し不便そうでしたが、
「ママ、早くして!次はこれ!それじゃなくて、こっち!」
と、私に指示を出しながら、完食。
汁物は染みるのか少し苦手だったようで、おかゆの汁と味噌汁は少し残しました。
看護師さんが来てくれたタイミングで、
「お汁は残しても点滴取ってくれる?」
と尋ねると、
「こんなに頑張ったんだもん、大丈夫!この後、先生にお願いしてみて!」と励まされました。
そして、先生が登場。
お口の中はもう白く瘡蓋になっていて、出血もなく経過良好とのこと。
ここで、息子が待ちに待った質問をぶつけました。
「ぼく、ドーナツ食べてみていいですか?」
先生も思わず笑いながら「柔らかいのならOK。ポンデリングは良いけど、オールドファッションは硬いかな」と具体例付きで教えてくれました。
それを聞いた息子、大喜び。
早速、翌日に来る私の母(通称あーちゃん)にポンデリングをお願いすることになりました。
点滴が取れると世界が広がる
お昼にはパパが買ってきてくれたドーナツを食べ、さらに看護師さんが点滴の管だけを外してくれました。
針はまだ残っているとはいえ、抱っこでの移動から「自分でお靴でトイレに行く!」と自立の第一歩。
本人もとても嬉しそうでした。
昼食前には、痛み止めを点滴ではなくシロップで摂取。
もちろん昼食も完食!
その後は折り紙を一緒に折ったり、ウルトラマンの絵本を読んだり。
左手に包帯を巻いていても器用に遊ぶ姿に感動。
最近は「の」「い」「あ」「し」といった文字を読めるようになってきた息子。
病室のポスターを指差して「のりものずかんのの!」と教えてくれるのが微笑ましい。
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おやつとお風呂と探検隊
午後のおやつには、病院から出たゼリーを大喜びで完食。
3時には私のお風呂タイム。
看護師さんが20分間息子のケアをしてくれると聞いて、感動…。
その後は「病棟探検隊」に。
1つ下の階の自販機でジュースを買い、廊下をうろうろ歩いて、ついには「僕のお部屋どこ?」と迷子になりそうになってしまうほど楽しみました。
夕食の事件
順調だった1日の終盤、夕食中に「お耳が痛い!」と息子が訴えました。
喉の痛みが耳に響くことがあると聞いていましたが、午後に痛み止めを飲み忘れていたのが原因のよう。
急いで痛み止めを飲み、夕食再開。
硬めの卵焼きは残したものの、他はすべて完食!
今日のごはん
息子の朝ごはん:
私の朝ごはん:
息子の昼ごはん:
私の昼ごはん:
おやつ:
ドーナツ+ゼリー(写真)
息子の夕ごはん:
私も、朝・昼・おやつにドーナツを一緒に食べて、お腹も心も満たされました。
すんなり就寝、そして明日へ
日中お昼寝をしなかったこともあり、夜は7時前にすんなり就寝。手術翌日とは思えないほど元気で、笑顔もたくさん見られた1日でした。
このまま順調に、無理せずゆっくり回復してくれたらと思います。