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双子の2年生の女の子と4歳の男の子を育てています。

心理学実験の後期がスタート!テーマは「反応時間によるポリグラフ検査」

こんにちは、ゆきちゃんママです🌷

 

大学で心理学実験の授業を担当しているのですが、前期は定番の「ストループ効果」をテーマにしていました。

ストループ効果というのは、複数の情報が同時に頭の中に入ってきたときに、それらが矛盾していると処理が難しくなってしまう現象のこと。

たとえば、「赤」という文字が青いインクで書かれていると、読むのに少し時間がかかってしまう——そんな体験、ありますよね。

これは心理学でいう「認知的葛藤」と呼ばれるもので、人間の注意や処理過程の特徴をとてもわかりやすく示してくれます。

 

この実験では、学生がコンピュータの画面に表示された文字を読み上げるのにかかった時間(反応時間)読み間違えた回数(誤反応数)を測定しながら、認知の仕組みを体験的に学びました。

 

 

そして後期は…「反応時間によるポリグラフ検査」

今年度から、後期も心理学実験の授業を担当することになり、

せっかくなら前期の“反応時間”という指標を応用して、もう少し実社会に近いテーマにしてみたいなと考えました。

 

そこで選んだのが、「反応時間によるポリグラフ検査」。

いわゆる“ウソ発見器”と呼ばれるものですが、ここでは実際の生理指標(脈拍や皮膚電気反応など)ではなく、反応時間の違いから隠された情報を見抜く心理学的アプローチを体験してもらいます。

 

 

 

 

前日の夜までのドタバタ準備

この授業を迎えるまでには、ちょっとした裏話があります(笑)。

 

実は、反応時間を記録するためのプログラムがなかなか思うように動かず……。

Builderで組んだつもりが、試行が進まなかったり、ログが取れなかったり。

夜になっても終わらず、、、ついに“エリートの夫”に助けを求めました。

 

横でコーヒー片手にコードを眺める夫。

「ここ、if文の条件が通ってないよ」「ループの外で初期化しちゃってるね」と、冷静に指摘。

その言葉を聞きながら、私は「学生に教える前に、まず自分が一番勉強してるかも…」と苦笑い。

 

なんとかプログラムが完成したのは、授業前日の夜遅く。

翌朝はほっと一息つきながらキャンパスへ向かいました。

 

 

 

授業当日:笑いと緊張の中で

授業が始まると、前期にストループ課題を一緒にやった学生さんたちの顔がちらほら。

すでに関係ができているおかげで、最初からリラックスした雰囲気でスタートできました。

 

「今日はちょっと特別な実験をします。テーマは“反応時間によるポリグラフ検査”です!」

そう伝えると、教室に少しざわめきが。

“ウソ発見器”という言葉のインパクトはやっぱり強いですね。

 

いざ実験を始めてみると、みんな真剣。

スクリーンを見つめながら、無意識の反応に意識を向けるあの独特の集中空気。

データを見てみると……初回とは思えないくらい、とてもきれいな反応時間の差が出ていました!✨

 

私は思わず「わぁ……すごくきれい!」と声を出してしまったほど。

きれいってどう言うことだと思われたと思います(笑)

心理学の“見えない心が数値になる瞬間”を一緒に共有できて、本当にうれしかったです。

 

 

 

ただし、時間配分は大失敗(笑)

ひとつ反省点を挙げるなら、時間配分

本当は、実験のあとで「ポリグラフとは何か」について解説する予定だったのですが、

予想以上に実験に時間がかかってしまい、説明パートは見事に消えました(笑)。

 

それでも、学生たちが「もう一回やってみたい!」「次はもっと早く反応できそう!」と盛り上がってくれて、

新しいテーマの第一回としては大成功だったかなと思っています。

 

 

 

おわりに

心理学実験の授業って、最初はどうしても“難しそう”とか“堅苦しい”というイメージを持たれがちですが、

実際には「自分の心の動きを体験的に観察する」ことができる、とてもおもしろい時間です。

 

前期に引き続き、今期も学生たちと一緒にたくさんの「なるほど!」を見つけながら、

“見えない心を見える形にする”実験心理学の世界を楽しんでいきたいと思います💡

 

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