双子ママ、今日も楽しい!

双子の2年生の女の子と4歳の男の子を育てています。

「コーヒーにこだわる人は出世する?」スペシャルティコーヒーと我が家の話

今週のお題「コーヒー」。

 

10年ほど前、公務員の研究職として働いていた頃、上司がこんなことを言いました。

「コーヒーにこだわれないやつは出世しないよ。」

 

その時は、職場の誰もが「いやいや、公務員にコーヒーのこだわりは関係ないでしょ〜」と笑っていましたが、私はその言葉が妙に心に残りました。

 

というのも、大学院時代、スーツが大好きな先輩にこう言われたことがあったからです。

「スーツの肩の1ミリの違いに気づけない人が、いい研究なんてできないよ。」

 

つまり、「小さな違いに気づける人」は、仕事においても繊細な配慮ができる――上司も先輩も、言いたかったことは同じだったんだなと、腑に落ちたのです。

 

 

夫の唯一の趣味、それがコーヒー

今年で結婚10年になる夫は、周囲から見ても「仲良し夫婦だね」と言ってもらえる存在です。

夫は特別な趣味もなく、お金のかかることも特にありません。

 

そんな夫の、唯一と言っていい趣味が「コーヒー」。

給料が今の半分くらいだった時代から、いわゆる“スペシャルティコーヒー”を愛飲していました。

 

 

 

スペシャルティコーヒーってなに?

普通のコーヒーと比べて、スペシャルティコーヒーは「苦いだけ」ではありません。

リンゴのような甘み、チョコレートのような香り、花のような風味など、さまざまな味わいや香りを楽しめる、とても飲みやすいコーヒーなんです。

 

我が家では、このスペシャルティコーヒーをカフェインレスで楽しむことも多く、子どもたち(新2年生&年少さん)も、カフェオレとして少し飲むくらい、大ファンです(笑)

 

子どもたちにはこう説明しています。

 

スペシャルティコーヒーっていうのはね、育てる場所や作り方がていねいで、香りや味がとってもよくて、飲んだ人が“おいしい!”って思う特別なコーヒーだよ。」

 

 

コーヒーと出世の関係?

スペシャルティコーヒーは、正直ちょっとお高めです。

何度も「高すぎない?」と思ったこともあります。

 

でも、例の上司の言葉が頭に浮かびます。

 

「コーヒーにこだわれないやつは出世しない。」

 

そうだ、これは先行投資なんだ。

「今は節約。でも、出世したら報われるはず!」

 

そんな思いで、PD(ポスドク)生活の5年間を乗り切りました。

 

 

そして夫は…

大学教員というポストに無事就いた夫。

もちろん、それは彼自身の努力の賜物だと思っています。

 

でもね…私はちょっと思っているんです。

「毎日、高い(笑)スペシャルティコーヒーをちゃんと飲ませていた私のおかげかも?」って(笑)

 

 

もしかして…うちの子たちも?

毎日、美味しいコーヒーの香りの中で育っている我が子たち。

彼らもまた、出世してしまうかもしれません(笑)

 

こだわりのある暮らしが、未来につながると信じて。

今日もおいしいコーヒーを、家族で楽しんでいます。