双子ママ、今日も楽しい!

双子の2年生の女の子と4歳の男の子を育てています。

双子の学習意欲に挑む!〜内発的動機づけ vs 外発的動機づけ

夫婦ともに心理学をバックグラウンドに持つ我が家で、最近ちょっと面白い出来事があったのでご紹介します。

 

みなさんは、お子さんの学習への動機づけをどのように高めていますか?

 

 

 

実はうちの双子は、学習に対する動機づけがとっても低いんです(笑)。

「勉強したくない」「嫌い」といった様子はないのですが、たとえば「テストで100点取りたい!」という気持ちが全くない。

 

パパは小さい頃から勉強が得意だったらしく、そんな姿勢が不思議で仕方ない様子(笑)。

私はというと、実は全く同じタイプで……勉強自体は嫌いじゃなかったけど、「100点取りたい!」という気持ちはゼロ。テストも適当にやってました(笑)

 

つまり、双子は私にそっくりなんですね。

 

とはいえ、親になった今は、「せっかく勉強するなら100点を目指してほしい」という気持ちもあります。

そこで日頃から「100点を取れないのはいいけど、100点を目指さないのは違うよね?」なんて話して聞かせたりしていました。

 

でも、双子からは「なんで目指さないとダメなの?」「別に100点じゃなくても大丈夫だよ?」と返されて、どうしたもんかと…(笑)

 

 

 

「やっぱり内発的動機づけを高めなきゃ!」

私も夫も心理学を学んでいるので、「よし、内発的動機づけを高めよう!」と思い立ちました。

 

内発的動機づけ(intrinsic motivation)とは、興味や関心、やりがいなど、内側からわき起こるモチベーションのこと。

これに対して、外発的動機づけ(extrinsic motivation)は、報酬や評価、罰など、外側から与えられる動機のことです。

 

例えば:

  • 内発的動機づけ → 趣味で読書する、自分のスキルアップのために学ぶ、やりがいを感じて仕事をする

  • 外発的動機づけ → 給料のために働く、褒められるために頑張る、怒られないために行動する

 

 

心理学的には、長期的なモチベーション維持には内発的動機づけの方が有効とされています。

 

だからこそ、「100点取るとどんないいことがあるか」「今頑張ると将来どうなるか」などを話して聞かせ、内発的動機づけを高めようと努力してみたんです。

 

…が、まったく効果なし(涙)

 

 

 

試しに「外発的動機づけ」してみたら…

そんなある日、大好きなサンリオのシールをダイソーで見つけたときのこと。

 

私「テストで100点取ったら、このシール1シートあげるよ?」

双子「ええええええ!? 1シートって、これ全部!? 1枚じゃなくて??」

すごく食いついてきたので、「まあ100円だし、まさか本当にそれで100点取るなんて…」と思っていたら、なんとその2日後

 

双子1「ママー!100点取れたよ!シールくれる?」

私「ほんと?あ、本当だ!」

 

双子2「明日返ってくるテストも、多分100点!」

私「そ、そうなの?じゃあ、いいよ〜」

 

ということで、220円の出費で100点テスト2枚をGETしました(笑)

その後も毎回100点というわけではないけれど、明らかに「100点を目指す」ようになりました。

 

 

 

内発?外発?バランスが大事!

「え、こんなことで??」と思いましたが、夫婦で「あ、今は外発的動機づけに限るな!」と、すぐに方針転換(笑)

 

心理学を学んでいると「やっぱり内発的動機づけで育てたい」と思ってしまいがちですが、外発的動機づけを上手に活用するのも大事なんですよね。

 

以前書いたクレジット制度の記事でも、外発的動機づけを使ったことでいろいろうまくいきましたし、

これからも心理学を楽しく育児に活かしていきたいと思います。

 

 

 

おわりに

子どもたちのやる気を引き出すって、本当に奥が深いですよね。

今回の経験を通して、動機づけは内発と外発のバランスが大切なんだなと改めて感じました。

これからも、心理学の力を借りながら、楽しんで子育てしていきたいです。