実は我が家、夫婦揃って心理学を専攻していて、子育てにもたくさん心理学の知識を活かしています。
とはいえ、専門分野は子育てに直結するものではないのですが、ちょっとした知識でも生活に取り入れることで、比較的楽に子育てできている方なんじゃないかなと思っています(笑)。
もちろん、失敗もあるし、うまくいかないこともたくさん。
でも、「上手に育ててるね!」なんて言ってもらえることもあるので、
「わ!これはいい!」
と思ったことを、ちょっと紹介してみようと思います。
3歳児 vs ママ、勃発…!
今日、私と末っ子(3歳)が、大げんかになりました。
それは、本当に些細なこと。
車で移動中、息子の大好きな「おしりたんてい」のDVDを流していました。
|
私は運転していたので見られなかったのですが、最後のシーンでおしりたんていとブラウンの絵が出てきたんです。
家に着いてから、
私:「どんな絵だったの?ママ見られなかったから、もう一回見ていい?」
そう言って、ちょっとだけ巻き戻して確認しました。
私:「あはは!なるほどね、こんな絵を描いてもらったんだね〜。」
と、何気なく言ったその瞬間…。
突然のご機嫌ななめ💢
息子:「どうしてママ、ぼくにもういっかい見せるの!!」
私:「ごめんごめん。ママも見たかったんだもん。」
息子:「でも、ぼく、いいよって言ってないけど!!」
私:「だから、ごめんってば。ママ運転してて全然見てなかったんだもん。」
もう、本当にどうでもいいことで大げんかです。
息子:「もうママのこと、もう好きじゃない!」
私:「それならいいもん!ママだって(息子)くんのこと、かわいいかわいいってしないもん!」
息子:「もうママのことあとで殴るもん!」
私:「殴るなんて酷すぎるし!もう、お姉ちゃんばっかりかわいいかわいいするもん!」
……私、大人気なさすぎでは?(笑)
とはいえ、「ママだからって、何を言ってもいいわけじゃない」と伝えたくて、
「ママにもちゃんと気持ちがある」 ことを分かってほしくて、こんなふうに対応していました。
すると、このやりとりを聞いていた双子が、まさかの仲裁に入ってきたのです。
まさかの救世主、1年生の双子が説得を開始!
双子1:「(息子)くん、そんなこと言ったら、ママが悲しいよ?」
双子2:「ママは運転してる時、前を見なきゃいけないから、テレビ見られなかったんだよ。だから、(息子)くんにもう一回見せようと思ったんじゃなくて、ママだけちょっとだけ見たかっただけなんだよ。」
息子:「でも、ぼくはすごくいやだったんだ。」
双子2:「いやだったのはわかるよ。お姉ちゃんも、『また見るんかい!』って思ったよ。でも、ママは全然見てなかったんだなって思ったら、まぁちょっとだけ見せてあげてもいいかなって思ったよ。」
双子1:「(息子)くんがいやだったんだったら、ママのこと好きじゃないって言うんじゃなくて、『いやだったよ』ってママに伝えて、ごめんねってしてもらって、仲直りしたほうがいいんじゃない?」
息子:「仲直りなんてしないもん!僕、怒ってるんだから!」
双子2:「でも、ケンカしたまんまだと、みんな悲しいよ。すぐに仲直りして、みんなで大好きってぎゅーして、楽しい時間をたくさん過ごす方がいいんじゃない?ケンカして悲しい時間と、仲直りして楽しい時間、(息子)くんはどっちが好き?」
息子:「…。」
無事、平和が戻りました(笑)
ケンカの内容がくだらなすぎて、感動とまではいかなかったかもしれませんが、
うちの双子、1年生にしてなかなか上手に3歳児を説得するなぁ… と感心してしまいました。
「心理学を使って…」というには大げさかもしれませんが、
小さい頃から、「ダメなことにはちゃんと理由を伝える」 ことを心がけてきたので、
1年生なりに「どうして仲直りしたほうがいいのか」を、言葉で伝えられていたのかなと思います。
私も、その説得を聞いて、
「確かに。」
と思っちゃいました(笑)。
こういうことって、大人が考えるよりも、素直な子どもが言葉にするほうが分かりやすいですね。