おはようございます!
ゆきちゃんママです。
今日は、たろ子の“可愛い取り違え”から始まった、絵本と現実の距離感のお話です。
読み聞かせで触れた落語絵本『犬の目』が、まさかのタイミングで効いてきました(笑)。
- 待合室で起きたハプニング
- 低学年あるある:フィクションが“現実の延長”になる瞬間
- 絵本『犬の目』ってどんなお話?
- 親のフォロー:現実と物語の橋渡し
- まとめ:絵本の力は大きい。だからこそ、親のひと言も大事
待合室で起きたハプニング
きっかけは、学校の視力検査で引っかかって眼科へ行った日。
待合室でじろ子は落ち着いて座っているのに、たろ子は妙にそわそわ。
「じろ子ちゃんの目、取り出して洗わないよね??」
……もちろん、取り出しません!(断言)
この日はただの視力検査。
なのに、なんでそんな発想に?と聞いて思い出したのが、先日クラスの読み聞かせで登場した落語絵本『犬の目』でした。
低学年あるある:フィクションが“現実の延長”になる瞬間
大人には「完全にフィクション」とわかるお話でも、低学年だとその一部を現実の可能性として受け取ることがあります。
絵本の内容が心に残っているほど、日常の出来事とつながってしまう。
今回のたろ子も、まさにその好例でした。
そこで親の出番。
「絵本ではこうだけど、現実の眼科ではこうだよ」と安心材料を具体的に伝えるのが近道でした。
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目を“取り出して洗う”治療は実際にはしないよ
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視力検査は、遠くの“C”の向きを当てるだけだよ
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もし目薬があっても、ちょっとしみるくらい。すぐ終わるよ
これだけで、表情がほっと柔らかくなりました。
絵本『犬の目』ってどんなお話?
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落語をもとにしたユーモラスなお話です。
目が痛くなった男が、目医者のところへ駆け込みます。ところが医者は妙に落ち着いていて、治療はどんどん奇想天外に。
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目を“くりぬいて”洗う、と言い出す(※落語の誇張です!)
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洗ったら今度はふくらみすぎて、天日に干してサイズ調整(!)
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そこへ助手が小声で「先生、目が……なくなりました」
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犬が食べちゃった!? → じゃあ“犬の目”を入れればいい(!)
……という、不安げな男 × どこまでも平然な医者の掛け合いが笑いを誘う“落語ならでは”の世界。
ストーリーは荒唐無稽なのに、語り口はクールで軽やか。挿絵も明るくてモダン、グロ方向には振れずに笑いへ着地します。だからこそ、読み聞かせで子どもたちも引き込まれるのだと思います。
※現実の医療とはまったく別世界の“作り話”。ここを親がさらっと補足してあげると安心です。
親のフォロー:現実と物語の橋渡し
今回、我が家で効果があった声かけをメモしておきます。
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現実の手順を先に短く伝える
「今日は視力検査だけ → “C”の向き当てる → すぐ終わり」
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絵本はフィクションだと明るく言う
「落語って“ありえない話”をおもしろくする芸なんだよ」
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安心イメージを渡す
検査の部屋・道具・所要時間をざっくり描写。
「終わったらご褒美に〇〇しよっか」と未来の楽しい約束も効きます。
まとめ:絵本の力は大きい。だからこそ、親のひと言も大事
絵本は子どもの想像力をぐっと広げます。
ときに、その想像が現実の不安につながることも。
でもそれは、心が豊かに働いているサイン。
「物語は物語、現実は現実」。
この橋渡しを、あたたかいひと言でそっと添えるのが、親の役目なのかもしれません。
たろ子の「取り出して洗わないよね?」は、笑い話でありつつ、学びの芽でした。
これからも、絵本で広がった世界を、日常の安心につなげていけたらいいなと思います。
