双子ママ、今日も楽しい!

双子の2年生の女の子と4歳の男の子を育てています。

“ありがとう”と“がんばるって気持ちいい”を伝えてくれる絵本「ペレのあたらしいふく」

おはようございます!

ゆきちゃんママです😊

 

先日ご紹介した絵本『ペレのあたらしいふく』を、図書館で発見したので、

さっそくわが家でも読み聞かせしてみました〜📚✨

先週紹介した、『もぐらとずぼん』とすごく似ているけど、もうちょっとお兄さんお姉さん向けかな?

 

※絵本の紹介記事はこちらからどうぞ♪

yukichan-mama.com

 

 

 

 

 

ペレのあたらしいふく

 

働くってあたたかい。そんな気持ちになれる一冊でした。

スウェーデンの田舎を舞台にした、働くことのよろこびと人とのつながりがテーマの、とってもあたたかい物語です。

 

 

子どもの“やってみたい!”がぎゅっと詰まった物語

主人公のペレくんは、飼っている羊の毛を使って自分の新しい服を作ろう!と思い立ちます。

 

服が小さくなったからって、普通はお店で買っちゃいますよね?

でもペレは違ったんです。

 

羊の毛を刈るところからはじまって、

毛を梳く(おばあちゃんにお願い)

糸を紡ぐ(別のおばあちゃんにお願い)

糸を染める(ペンキ屋さんにお願い)

布を織る(お母さんにお願い)

服を仕立てる(仕立て屋さんにお願い)

 

なんと一からぜーんぶ手作り!

 

 

お礼は“ありがとう”+“お手伝い”で

しかも、ただ「やって~」じゃなくて、ペレはお願いした人たちみんなに、ちゃんとお手伝いをするんです。

 

たとえば、おばあちゃんの羊の世話をしたり、仕立て屋さんの子どものお世話をしたり。

その姿が、もう本当にいじらしくてかわいくて…🥹✨

 

“ありがとう”って、言葉だけじゃなくて行動でも伝えられるんだなぁと感じさせられます。

これから始まる夏休み、家にいる時間がすごく長くなりますが、言葉だけじゃなくて、態度で示すと言うことを、子ども達がやってくれると、我が家の平和が守られるんだけどな。なんて。

 

 

「お洋服ができるまで」を知る、はじめての体験

この絵本を読んで、私は改めて、

お洋服って、たくさんの工程と人の手を経てやってくるんだなあ…と感じました。

 

普段、お洋服はお店で“当たり前のように”買っているけど、

この絵本のように、毛を刈るところから始まり、何人もの人の手を借りて、ようやくできるものなんですよね。

 

きっと、わが家の子どもたちにとっても、

お洋服ができるまでを知る、初めての体験になったんじゃないかと思います。

 

だからこそ、

「お洋服、大切にしようね」という気持ちが育ってくれたら嬉しいな、と思いました✨

 

 

絵がまた、とにかく素敵!

そして、エルサ・ベスコフの描く絵がとにかく美しいんです!

読んでいる私は、文字ばっかり見ていて気が付かなかったんですが、聞いている娘たちが気がついて教えてくれて、やっと気がつきました。

 

スウェーデンの自然の風景、のどかな田舎の暮らし、

家族や村の人たちの表情…。

 

ぜんぶが丁寧で優しいタッチで描かれていて、ページをめくるたびに癒されます。

 

 

 

「がんばるって、気持ちいいね」を伝えたい時に

この絵本は、

「働くってなに?」

「人のために何かするってどういうこと?」

そんなことを、小さな子にも自然に伝えてくれる一冊。

 

決して説教くさくなくて、ただただ、ペレの姿がまっすぐで、応援したくなるんです。

 

 

おわりに

今の時代、物はすぐに買えるし、便利なことがたくさんあるけれど、

「何かを自分でやってみたい!」という気持ちって、本当に大事だなあと改めて思いました。

 

読み聞かせにもぴったりですし、

少し大きくなってからも「自分で読んでみたい!」と思える本だと思います☺️

 

気になった方は、ぜひ図書館や本屋さんで手に取ってみてくださいね📚✨