先日、夫の職場の先生から、子どもを対象にした実験への参加のお誘いをいただきました。
なんとこの実験、私が前職でお世話になっていた先生との共同研究とのことで、ご縁もあり、喜んで参加させてもらうことに。対象は4歳〜8歳の子ども。うちには4歳の息子と7歳の双子がいるので、我が家だけで実験参加者が3人も!これはきっと研究チームにとっても嬉しい話なはず(笑)
せっかくのご縁でもあるし、これまでのご恩もあるので、しっかり参加して、少しでも良いデータが取れるといいなあ…ということで、今日はその実験の内容をちょっとご紹介します。
実験の内容は…?
内容を一言で言うと、「親子でタッチケアを続けてみよう」というものなのですが、これがなかなか複雑でして。
まずは大学の先生のところへ行き、アンケートの記入と、唾液を使ったストレス指標(アミラーゼ)の測定をします。次に、先生からタッチケアのやり方を教わり、母親が実際に10分間子どもにタッチケアを実施。その後、再度アミラーゼを測って初回は終了です。
…で終わりなら楽なんですが、ここからが本番!
なんと、そこから1ヶ月間、毎日10分間、母親が子どもにタッチケアを続けるというミッションがあるのです。そして1ヶ月後にもう一度大学でアンケートとアミラーゼ測定。
しかも!これを子ども1人ずつ別々に行うということで、私は3人の子どもと1ヶ月ずつペアになり、合計3ヶ月間取り組むことになります(笑)
タッチケアって何?
「タッチケア」と聞くと、「母と子の絆を深める」「赤ちゃんの発達を促す」「高齢者の認知症の予防」といった説明を見かけます(日本タッチケア協会やNPO法人タッチケア支援センターなど)。どちらかというと赤ちゃんや高齢者を対象とする印象が強いですよね。
でも今回教わったのは「ハプティックセラピー」と呼ばれるもので、スウェーデンで開発されたマッサージの手法とのこと。4歳〜8歳の子ども向けに応用されているようです。
このセラピー、期待される効果がとにかくすごい!
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安心と信頼の促進
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痛みやストレスの緩和
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不安の軽減
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リラックス効果
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吐き気の軽減
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腸の働きの改善(便秘対策など)
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傷の回復促進
…と、まるで万能のようですが、「1日たった10分で本当に?」とちょっと半信半疑な私(笑)でも、もし本当にこんな効果があるなら、ぜひとも頑張って続けていきたいところです!
実際にやってみて
今のところ、私は双子の1人と取り組み始めて3日目。まだ始まったばかりですが、なんとなく、いつもより落ち着いているような気がしています。
(ちなみに、予約をした時点では双子1の調子が悪く、双子2の方が好調だったので、最初は双子1にタッチケアをすることになったのですが、先日からすっかり絶好調になった双子1に実施しています(笑)パパは、双子2にタッチケアしてやってくれと言っています笑)
双子1が絶不調から朝ランで絶好調になった話。
双子の調子が逆転して、双子2が不調になってきた話。
気のせいかもしれないけど、もし効果があるのだとしたらすごい!引き続き観察しながら、変化があればまたこのブログで報告していきたいと思います。
私がやっているタッチケアの流れ
参考までに、教わったタッチケアの手順をご紹介します(記憶を頼りに…なので多少違うかもしれませんがご容赦を)。
① 挨拶:肩に手を置いて「始めるよ」の合図。一度手を置いたら、終わるまで離さない。
② 背中の中央に手を置き、外に向かって円を描くように動かす。だんだん大きく。
③ 中央から左右に放射状に手を動かす。手のひらを広く使って、触れる面積を増やす。
④ 腰から首にかけて、背中で長方形を描くように撫でる。肩は包み込むように。
⑤ 肩のあたりで、下から上へハートを描くように撫でる。肩周りは重点的に、5〜6回繰り返す。
⑥ 右肩から蛇行するように手を動かし、左右に揺らしながら下へ。
⑦ 一方の手は腰、もう一方は首下。首側の手をまっすぐ下ろし、腰で止める。反対側も同様に。
⑧ 最初と同じ動きで締めに入る。
⑨ 両肩に手を置いて「終わりだよ」と伝える。
以上、我が家のタッチケア実験のスタートレポートでした。毎日コツコツがんばって、何か変化があればまた書きますね!