最近、お母さんとの会話がなんだかじわじわ面白いなと思っていて。
少し前には絵本のやりとりについて書いたのですが、
今回はなんと、話題は「ふるさと納税」!
え、いま?しかも母から?と思いながらも、
なかなか濃い会話になったので記録しておきます😂
母はまだまだ現役!だけど…
母は今も現役で、小学校教諭として担任を持ちながらバリバリ働いています。
日々、子どもたちのために新しいことを学び続けている姿には頭が下がります。
でも私も大人になったので、時には私の方が詳しいこともあったりして。
ある日の会話(ふるさと納税編)
母「ねえねえ、ふるさと納税の仕組み、小学生にもわかるように説明してくれん?」
私「ふるさと納税っていうのはね、『応援したいまちにおこづかいをあげて、そのお礼にプレゼントがもらえる仕組み』なんだよ。
ふつう、お父さんやお母さんが払う税金(ぜいきん)は今住んでいるまちに行くけど、ふるさと納税を使うと『このまちを応援したい!』って思う別のまちに渡すことができるの。
しかも!あとでその分の税金は少なくなって、実際に払う金額はほとんど変わらないのに、プレゼント(たとえばお肉とかくだもの)がもらえるっていう、ちょっとお得な仕組みなんだよ!」
母「そうそう、そういうこと。あんた賢いなあ。よくわかったわ。……ん?でも、金額の差はどうなるの?誰でも2000円だけ払えばいいの?」
私「うん、“実質2000円”ってよく言うけど、それは“上限額”以内で使えばの話だよね。」
母「上限額?」
私「人によって違うの!どれだけふるさと納税できるかは、収入や家族構成によって決まるんだよ。
たとえば、たくさん稼いでる人は税金も多いから、その分ふるさと納税できる金額も大きくなる。
まだあまり税金を払っていない人は、その分少なくなるって感じ。」
母「……なるほど。たとえば1万円寄付してお肉をもらいました。それって…12000円相当のお肉が届くってこと?」
私「いや、全然違う……😂8000円を“寄付”して、2000円は手数料みたいな感じ。その8000円分が、税金から引かれるって仕組みなんだよ。」
母「ますますわからんくなった。15万円寄付したら、15万円分税金が安くなるんか?」
私「そう。正確には2000円引いた14万8000円分が控除されるよ!」
母「なるほど。稼ぎが多い人が得なんやな。」
私「まあ“得”というより、もともとたくさん納税してる人が“使える枠”が大きいってことかな。」
母「ありがとう。」
私「……ところでさ、お母さん。これ、小学生に教えるために聞いたんじゃなくて、自分が理解するために“小学生向けに説明して”って言ったんじゃないの?」
母「違うわ。小学生に話すため。」
私「えっ、すごいやん!金融教育してるやん、今っぽい!」
母「ちゃうちゃう。米作りの授業で、“ふるさと納税の返礼品の米が減ってる”って新聞記事を読んだから、子どもたちに話すんよ。」
私「へえー。おもしろいことしてるやん!またその話も聞かせて!」
母「あ、ところで……8000円安くなるのは、どこの税金?」
私「所得税と住民税だよ!」
母「ふるさと納税、した方がいいな。」
私「うん、そう思う。」
学び続ける姿に、私も背筋が伸びる
……というわけで、ふるさと納税についてはおそらくまだ完全には理解できていないような気もしますが(笑)、
「わかりたい」っていう気持ちがちゃんとある母の姿勢には、本当に尊敬しています。
母は「来年こそ無職になるわ」と言っていますが、そうなったらふるさと納税は…とかつい考えてしまう私(笑)
でも、たとえおばあちゃんになっても新しいことを学び続ける母の姿を見ていると、
私も負けてられないなぁと思います。
私も、いつまでも学び続ける人でいたい。