2月12日に開催される「怖い話」の読み聞かせイベントに向けて、1月末に絵本のシェア会を行いました。
これまでの記事では、15分という限られた時間の中で読むメインの絵本を中心にご紹介してきました。
でも、実際に読み聞かせをしていると、ぴったり15分で終わるのはなかなか難しい…!
少し時間が余ったときの「つなぎ」や、導入・締めに使える短いお話も用意しておきたい、ということで、今回のシェア会では「短めの作品」も持ち寄りました。
がっこうのおばけずかん ワンデイてんこうせい
おなじみの(?)おばけたちや、オリジナルキャラがいっぱい登場する「おばけずかん」シリーズの最新刊。
小学校を舞台に、「むらさきばばあ」や「ワンデイてんこうせい」といった、ユニークでちょっと怖い存在が登場します。
それぞれのおばけが“どう怖いのか”、そして“どうすれば無事でいられるか”を短くユーモラスに描いた連作スタイルなので、読み聞かせにもぴったり。
怖さと面白さのバランスが絶妙で、笑って終われるという点もとても魅力的です。
この絵本は、私が紹介させてもらいました。
もともとは図書館で借りて、家で子どもたちと楽しむつもりだったのですが……思いの外大盛り上がり!
「怖い話で終わったままだと、3時間目の授業がちょっと心配…」
そんなときのクールダウンにぴったりの1冊として、締めに読みたいなと思った作品です。
なぞとき おばけの話
文:村上健司/絵:天野行雄
日本に伝わるおばけの話が、1話約10分で読める児童書シリーズの第3弾。
「白い顔のおばけに書き方を見せると消える文字」「お坊さんが犬を怖がる理由」など、読みながら謎解きも楽しめる内容になっています。
各話の後には、関連する豆知識や背景の解説もついていて、読み物としても学びとしても面白い構成になっています。
おわりに
こちらは“絵本”というより“児童書”に近いですが、「怖い話=絵本」じゃなくてもいいんだよね!と、参加者みんなで盛り上がりました。
高学年向けの読み聞かせにもぴったりの1冊かもしれません。
次回はいよいよ、イベントで実際に選ばれた絵本たちをご紹介します!
どれが選ばれたのか、どう読み進めていくのか…
お楽しみに!