双子ママ、今日も楽しい!

双子の2年生の女の子と4歳の男の子を育てています。

「入りやすい・見えにくい」が危ない場所? 3回目のシェア会で防犯絵本を紹介しまし

3回目のシェア会に参加してきました。

これまでの2回より少し慣れてきたこともあり、今回は落ち着いて話すことができました。

メンバーは前回までと違う方々だったので、あらためて自分の読み聞かせ絵本の紹介から始めました。

私が「あぶない場所はどっち?」を選んだ経緯については、過去の記事にまとめたので、よかったら読んでみてくださいね。

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絵本『あぶないばしょはどっち?』を選んだ理由

私が今回選んだのは、防犯教育の絵本「あぶないばしょはどっち?」。

これは「地域安全マップ」活動の要素をもとにした絵本で、子どもたちにもわかりやすく「危ない場所」を考えることができる構成になっています。

 

絵本では、悪い人を見分けるのは難しいけれど、「あぶない場所」を見つけるのはみんなにもできる、というメッセージを伝えています。

そのために、「入りやすい」「見えにくい」というあぶない場所を見分ける2つのキーワードを紹介し、それを使って考える防犯クイズが出てきます。

 

 

「入り口が多い公園は安全?」その答えに驚き!

たとえば最初のクイズでは、「入口がたくさんある公園」と「入口が1つしかない公園」のどちらが危険かを考えます。

 

 

子どもたちはみんな「入口が多いほうが安全」と答えがちです。

その理由として、「逃げ道があるから安全」と考えるようです。

でも、大人が本気で子どもを連れ去ろうとしたとき、逃げきれるでしょうか?

おそらく難しいですよね。

 

正解は「入口が多い公園のほうが危険」なんです。

犯人側の立場に立ってみれば、逃げ道がたくさんある場所の方が都合がいい。

逃げ道がないとそもそも悪事をしようとは思わない。

だから、「入りやすい場所」があぶない場所なんです。

 

絵本の最後には詳しい解説も載っていて、大人が読んでもなるほど!と思える内容になっています。

 

シェア会でこの話をすると、「なるほど〜!」と驚かれる方が多かったです。不審者対策については学校でも指導がありますが、具体的にどんな場所が危ないか、どういう理由で気をつけるべきなのかまでは教えられていないことが多いように思います。

 

 

防犯教育はもっと身近に伝えたい

防犯というと、「変な人に気をつけて!」で終わってしまいがち。

でも、本当に必要なのは、犯人がどこで、どんな風に行動しやすいのかを知ること。

そのために、こういう絵本を通して、子ども自身が考えることがとても大事だと感じています。

 

これまで、大学や地域、防犯関係の仕事の中で防犯教育について話す機会はありましたが、今回のように、短い時間で子どもたちに直接伝えるのはまた違った面白さがありました。

より身近に、そして具体的に役立つ形で伝えられている感覚がありました。

 

こんなふうに、小さな場でもこれまで私が学んできた防犯の考え方が共有できることがとても嬉しいです。

 

次回は、今回のシェア会で紹介された絵本の中から、印象に残ったものをいくつかご紹介しようと思います。お楽しみに!