睡眠を軽視していた私が変わったきっかけ
2022年までの私は、睡眠をまったく大事にしていませんでした。むしろ「寝なくてもやれる!」と睡眠時間を削って課題に取り組む日々。特に授業準備のために、徹夜することも珍しくありませんでした。
ところが、ある時「いくら課題をこなす必要があっても、睡眠をおろそかにしてはいけない」と強く実感する出来事があったんです。
睡眠研究者との出会いが変えた考え方
10年勤めた公務員の研究職を辞め、2022年から大学で働き始めた私は、ある先生と仲良くなりました。その先生は「睡眠研究者」だったんです。
お話をしている中で「睡眠がどんなに大切かを調べている自分が、睡眠不足でパフォーマンスを落とすなんて本末転倒だ」と言われた時、ものすごく納得しました。
私自身も、子どもたちには「早く寝ないと大きくて賢い人になれないよ」なんて偉そうに言っているくせに、睡眠不足でヘトヘトになりながら過ごす日々…。
これはまずい!と思い、睡眠についてしっかり学ぶようになりました。
睡眠が大切だと実感した研究結果
Breslow & Enstrom (1980)の研究
カリフォルニア州アラメダ郡のコホート研究で、以下の7つの生活習慣が死亡率低下と関連していると発表されました。
1.喫煙しない
2.適度な飲酒(または飲まない)
3.定期的な運動
4.適正体重の維持
5. 7〜8時間の睡眠
6.朝食を食べる
7.間食しない
なんと!私はこれを全部実践できていることに気がつきました(笑)
Åkerstedt et al. (2019)の研究
平日と休日の睡眠時間が両方短い、または両方長い場合、死亡リスクが上昇することが判明。
•短い:5時間以下
•適正:6〜8時間(理想的!)
•長い:9時間以上
私は比較的しっかり寝るタイプなので、少し心配になりましたが、9時間はさすがに寝ていません(笑)
Kitamura et al. (2016)の研究:睡眠不足の恐怖!
この研究では「1時間の睡眠不足を解消するのに、どれくらいかかるか?」を調べました。
結果は驚き!
•1時間の睡眠不足を解消するために、好きなだけ寝ると11時間も寝てしまう。
•睡眠不足を完全に取り戻すには、4日間も好きなだけ眠る必要がある。
つまり、たった1時間の睡眠不足でも、後日しっかり寝直すのはものすごく大変なんです。これを知ってから、私は本気で睡眠を見直すようになりました。
生活習慣の改善と効果✨
同僚の影響で睡眠の大切さを学んだ私は、こんな工夫をするようになりました。
📌 子どもたちの寝かしつけで一緒に寝落ちしないことを諦める(つまり、寝落ちする!)。
📌 できるだけ早寝して、必要なら早起きで時間を作る。
これを習慣にしてから、体調を崩すことが激減し、作業効率もかなり向上!
やっぱり、睡眠って大事なんだと実感しています。これからも続けていこうと思います。